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一生に一度の大切な時間を形に残すのが「フォトウェディング」です。洋装や和装、スタジオ撮影やロケーション撮影など、結婚式にない魅力的な選択肢の多さが魅力ですが、スムーズに進めるためには、しっかり準備する必要があります。この記事では、フォトウェディングの撮影前の流れや撮影当日の流れをわかりやすく解説します。フォトウェディングの予約は何ヶ月前からがいいのかもくわしく紹介するので、理想のフォトウェディングを実現したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
フォトウェディングの一般的な流れ
フォトウェディングは撮りたい写真のイメージを決め、それに合ったスタジオを選ぶことが大切です。下記では、一般的なフォトウェディングの流れを解説します。
1.撮りたい写真のイメージを決める
フォトウェディングを成功させるには、どのような写真を残したいかをイメージすることが必要です。具体的なポイントは下記のとおりです。
フォトウェディングで撮りたい写真を決めるポイント
● 撮影場所
● 衣装
● 予算
● 参加者
撮影場所はスタジオ、もしくはロケーションから選択できます。衣装は洋装か和装、もしくは両方取り入れるのか決めましょう。また、フォトウェディングに家族や友人も参加するのかをあらかじめ決めておくと、今後の流れもスムーズになります。予算は撮影にかけられる大まかな金額を設定してください。
2.フォトスタジオの選定・問い合わせ・予約
イメージに合ったスタジオを見つけるには、複数の候補から絞り込み、問い合わせる必要があります。問い合わせる際は、下記の点を確認しましょう。
問い合わせで確認すること
● プランや料金
● 衣装の持ち込み
● 撮影希望日
自分の希望する写真が撮影できるプランがあるか、それは予算内に収まるのかを確認します。該当するスタジオをピックアップしたら、比較するために見積もりを依頼しましょう。スタジオによって持ち込みをお断りしている場合もあるため、使いたい衣装があるときは持ち込みできるかを必ず確認してください。
3.詳細の打ち合わせ
詳細を打ち合わせる際は、具体的な希望を伝えます。納得できるフォトウェディングにするためにも、下記の内容をしっかり相談しましょう。
打ち合わせで伝えること
● 撮影日と時間
● 撮影プランと場所
● 衣装やヘアメイク
この段階で、さらに細かく打ち合わせします。撮影スケジュールの確定や衣装の種類、撮りたいロケーションなどを具体的に伝えましょう。希望のポーズや撮りたい構図なども伝えることで、当日の撮影がよりスムーズに進みます。また、ロケーション撮影の場合、悪天候時の対応を事前に相談しておくと安心です。
4.衣装選び・試着
衣装選びは、フォトウェディングをするうえで楽しみな時間のひとつです。白無垢や色打掛、ウェディングドレスからカラードレスまで、スタジオにはさまざまな選択肢があります。気になる衣装を発見したら、実際に試着してサイズやデザインを確認しましょう。衣装に合わせてブーケやアクセサリーを選んだり、オプションでヘアメイクリハーサルをつけたりもできます。持ち込みする予定のアクセサリーやベールがある場合は、このタイミングで試してみると全体のバランスがわかります。試着は、打ち合わせの際にまとめて行うケースもありますが、別日に行うスタジオもあるのを念頭におきましょう。衣装の試着体験相談会を開催中なら、参加して実際の衣装を着ながらイメージを膨らませるのもおすすめです。
5.撮影前日までの準備
フォトウェディングでは、下記を自分たちで準備します。
準備するもの
| 女性 | 男性 |
和装 | ● 和装下着 ● 肌襦袢 ● 足袋 ● 裾よけ(腰巻) ● 和装用ストッキング | ● UネックやVネックの肌着 ● ステテコ ● 白足袋 |
洋装 | ● ストッキング ● ブライダル用インナー | ● UネックやVネックの肌着 ● 靴下 |
撮影には、下着や靴下が必要です。ただし、スタジオによって下着類を販売しているケースもあるため、あらかじめ購入しておけば自分で用意する必要はありません。
やっておくこと
フォトウェディングを最高の状態で迎えるためにも、ブライダルエステでお肌のケアを計画的に進めることが大切です。エステプランの中には短期間で仕上げるタイプもありますが、早めに取り組むほど効果が期待できます。以下の準備期間を参考に、美容のケアを始めましょう。
準備期間
● スキンケア・フェイシャルケア:撮影1~2か月前
● ネイルやまつげエクステ:撮影1週間前
● シェービング:撮影2週間前~4日前
● ヘアケア:撮影1週間前
● 歯のホワイトニング:撮影3~6か月前
ドレスを着用する方は、エステで二の腕や背中を引き締めておくと美しく着こなせます。自信を持って当日を迎えるためにも、準備は怠らないようにしましょう。
6.フォトスタジオと最終確認
撮影の2日前~前日に、撮影内容を最終確認します。ロケーション撮影する場合、当日の天気を確認し、撮影できるかを決定します。
7.撮影当日
撮影当日は、屋内での撮影の方はそのままスタジオ入りします。ロケーション撮影の方は現地集合の場合もあれば、撮影スタッフと合流してから移動する場合もあるため事前に確認しましょう。
フォトウェディングの当日の流れ
フォトウェディングの当日は、体調万全で臨みたいところです。前日は、早めに就寝して撮影に備えましょう。撮影当日は、事前にヘアメイクや衣装を着付けてから移動する場合が多いです。下記で、当日の流れを詳しく解説します。
1.ヘアメイク
撮影当日は、まずプロのヘアメイクアーティストがヘアセットとメイクをします。撮影場所や季節、光の加減を考慮して、もっとも美しく見えるように仕上げてくれます。当日の肌トラブルを防ぐために、前日はスキンケアを入念に行いましょう。
2.衣装の着付け
ヘアメイクが終わったら、次は衣装の着付けです。体のラインを美しく整えるため、ブライダル専用の下着を着用するのがおすすめです。ドレスや和装に合わせたインナーを選ぶことで、動きやすさと美しいシルエットが実現します。このタイミングでティアラやネックレス、手袋などのブライダル小物も身に着けていきます。事前の打ち合わせでなりたい花嫁像を伝えておけば、スタッフが理想のスタイリングをしてくれるでしょう。イメージを伝える際、「シンプルなパールで統一したい」、「ティアラを使いたい」と具体的に希望を伝えるのがポイントです。
3.撮影場所へ移動
ロケーション撮影の場合、移動車で撮影場所へ行きます。海部屋公園など自然の中での撮影は特別な雰囲気を楽しめますが、移動時間が長くなるので、車酔いしやすい方は酔い止めを持参すると安心です。移動中も気分が悪くならないよう工夫することで、撮影を存分に楽しめます。肩や背中が露出する衣装の場合、体が冷えないように羽織るものを持参しましょう。寒暖差のある季節や風の強い場所では、上着やブランケットがあると便利です。雨天で撮影ができない場合、スタジオ撮影に変わる可能性があります。
4.撮影開始
ヘアメイクと着付けが終わったら、撮影のスタートです。衣装1着につき約30分~1時間ほどかけて、さまざまなポーズやシチュエーションを撮影します。当日は緊張する方も多いので、事前に取りたいイメージやポーズをリストアップしておくと、自分たちらしい写真が撮影できます。さらに、撮影前に軽く練習するとよりスムーズに進むでしょう。衣装チェンジする方やメイクを変更する方は、撮影全体で3~5時間程度かかる場合があります。体調を整えて余裕を持って撮影に臨み、自然な笑顔やリラックスした表情を意識してください。
5.写真選び・納品
撮影が終了したら、写真を確認しながらアルバムに使用するものを選定します。選ぶ枚数やこだわりによって時間は異なりますが、30分~2時間程度が写真選びにかかる時間の目安です。選び終えた写真は、アルバムやデータとして約2~3週間で納品されます。枚数が少ない場合、その場でプリントアウトできるスタジオもあります。大切な思い出をより多く形として残した方は、キーホルダーや木製のパネルにしてくれるお店がおすすめです。ゆっくり時間をかけて、ベストショットを選びましょう。
フォトウェディングの予約はいつまでにすればよい?
希望の日程やシーズンを確保するため、フォトウェディングは撮影の3か月以上前からの予約がおすすめです。特に、人気のシーズンや土日祝日は早めの予約が必要です。
フォトウェディングが人気のシーズン
● 桜のシーズン(3月下旬~4月上旬)
● 新緑のシーズン(4月下旬~6月上旬)
● 紅葉のシーズン(11月中旬~12月上旬)
写真映えする風景と撮影できる上記のシーズンは、すぐに予約が埋まる可能性があります。また、土日祝日や縁起の良い日も人気が集中するため、早めに予約しなくてはいけません。早めに予約することで、スケジュール管理にも余裕ができ、準備の負担も軽減されます。特に忙しいお二人の場合、余裕を持った計画が理想のフォトウェディングの実現につながります。素敵な写真を残すためにも、できるだけ早めに予約しましょう。
まとめ
二人の大切な思い出を美しい形で残すためにも、フォトウェディングの流れを掴むことは重要です。理想のフォトウェディングのイメージを具体的にスタッフに伝え、打ち合わせを丁寧に行えば、満足できる仕上がりに近づけるはずです。余裕を持った計画と十分な準備で、心に残るフォトウェディングを実現しましょう。夫婦二人で協力し合えば、絆もより深まるかもしれません。